無痛治療の基本は、麻酔をしっかりと打つことです。しかし注射針を用いる以上、打つ際にどうしても「チクッ!」とした痛みが発生します。それを緩和させるために、当院では打つ前にゲル状の麻酔液をまんべんなく患部に塗布しています。
針が太いと、感じられる痛みも強まる可能性が出てきます。 そこで当院では、現在の日本で流通している中では最も細い針を使用しています。
麻酔剤が冷えていると、注射の際に痛みが強く感じられてしまいます。そこで当院では、体温とほぼ同じ温度に麻酔剤を温める道具を取り入れて、1年を通じて適温で麻酔剤を投与できるようにしています(冬場でも心配ありません)。
人の手で注射を行うと、どうしても手元が狂ったり急激に麻酔液が入ってしまったりと、何かとリスクがあります。しかし、当院の注射は手動ではなく電動です。 精密な機械を用いていますから、いつでもゆっくりと正確に投与することが可能となります。
なるべく歯を削らず、ご自身の歯を長く使って欲しいと思っています。万が一、治療が必要な場合でも痛みの少ない治療を心がけています。
むし歯はすぐに治しましょう。津田歯科医院では、初期段階の治療から根っこの治療まですべての過程において、「痛みの少ない治療」「今ある歯や歯ぐきを大事にする治療」をしております。
幼少期の癖や生活習慣、食習慣などによって子どもの歯質や歯並びは変化し、それに伴って将来お口のトラブルに見舞われるリスクが決まってきます。いずれ抜けるからと言って乳歯のケアをおろそかにしていると、乳歯が永久歯に悪い影響を与え、虫歯などの歯科疾患にかかりやすい性質を持った永久歯が生えてきます。お子様のお口の健康と共に健全な発育も促せるよう、年齢と症状に合わせた治療を提供致します。
大体生後6か月くらいから乳歯が生え始め、2歳のうちに全ての乳歯が生え揃います。生まれたばかりの段階で子どものお口に虫歯菌がいることはありませんが、乳歯の萌出時期に主に両親を介して虫歯菌に感染し、口腔内細菌における虫歯菌の割合によってその後の虫歯になりやすい・なりにくいが決定します。
また、生えたばかりの乳歯は柔らかく虫歯になりやすいため、お子様の口腔内を常に清潔に保つこと、ご両親のお口のケアもきちんと行っておくことが虫歯予防には大切です。
フッ素には歯質を強くする働きがあり、生えたばかりの弱い歯や乳歯の虫歯予防に非常に効果的です。虫歯菌が出す酸によって溶けた部分を再石灰化させ、初期の虫歯であれば修復させることが可能ですので、歯科医院での定期的なフッ素塗布をおすすめします。
フッ素ジェルなどご家庭で使用できるタイプのフッ素もありますが、歯科医院のフッ素塗布よりも濃度は薄くなっています。年に数回、定期検診などでフッ素塗布を行っておくとより安心できるでしょう。
乳歯が生え揃うと、次に気になってくるのが歯並びです。咬み合わせに何かしらの問題があると顎の骨やお口周りの筋肉が十分に発達せず、乳歯よりも大きい永久歯に生え変わった時に歯列がでこぼこしてしまいます。
最近は顎が小さい子どもが多いですが、これには現代の食生活が関係しており、柔らかいものをよく食べていたせいで顎の成長が未熟なケースがほとんどです。また、指しゃぶりや爪噛みなどの癖が止められないでいると、歯や顎の骨に継続的に力がかかり骨格が正常に形成されないこともあります。まずは早期発見が重要になりますので、気になる点がありましたらお気軽にご相談下さればと思います。
重度のむし歯でう蝕が歯髄の近くまで進行していると、外部からの刺激によって歯髄が炎症を起こしやすくなります。これらの刺激から歯髄を保護するために行う処置が、覆髄治療です。
従来のむし歯治療では、う蝕部分を削ることで神経(歯髄)が露出してしまう場合、水酸化カルシウムセメントを用いた直接覆髄法によって歯髄を保護・温存していました。しかし、治療の成功率は決して高くはなく、最終的に神経を抜かなければならないケースも珍しくありませんでした。
MTA覆髄治療はケイ酸カルシウムを主成分としたセメントを使用する治療で、水酸化カルシウムセメントを使用する治療と比べて高い確率で歯髄の感染を防止し、神経を保護することができます。覆髄治療には、歯髄に刺激が伝わらないように歯髄に近い部分のむし歯を慎重に取り除くこと、むし歯治療に適した覆髄材を採用することが非常に重要です。健全な歯質を削る量が少なく、歯の寿命を延ばすことができる「ミニマル・インターベンション治療(最小限の侵襲)」の一つとされています。
歯の根の治療である根管治療は、歯の神経が炎症や感染を起こした時に必要です。お口の中には、何千億個という細菌がいます。 原因は深い虫歯、歯の亀裂などです。炎症や感染をそのまま放置することで、歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がったり、歯肉が腫れたりします。
また、場合によってはリンパ節が腫れ、発熱を引き起こすなど全身的にも様々な影響が出ることもあります。 根管治療は、歯の神経が死んでしまった際に、歯の根の中を消毒し、細菌感染防止の薬を詰めて、患者様方に神経が死んでしまった後も、歯を長く使って頂く為の治療です。
最初に、治療を行う箇所の状況を、レントゲン、CT、口腔内審査により正確な診断を行い現状の確認をします。また、必要に応じて応急処置等を行います。
診断の結果をもとに、見込まれる治療費のご説明をします。患者様方に、ご同意いただけましたら次回より治療を開始いたします。
むし歯に侵された根管内の神経と血管を取り除く。
専用の器具で、根管の長さを測ります。
汚染された根管の中を、丁寧に洗浄します。
洗浄の後に細菌が残ることを防ぐため、根管内を入念に消毒します。
根管内に空気が、入り込まないように薬剤を充填して塞ぎます。
根管治療の後に、再発防止の為、被せ物の治療を行います。
神経を抜くと細菌の経路を、遮断できるので抜歯を避けることが出来ます。
歯の神経の治療は、再感染防止のため、回数をかけ治療する必要があります。
むし歯の痛みから解放されるが、再度その歯に異常が起こっても、感覚がない為自覚しづらい。
歯の神経を抜いた結果、せんべいなどの、固いものを噛むことで割れる恐れや、歯の寿命も短くなる可能性があります。